精神病院の一室で、ある一人の青年が目覚める。
しかし、彼は完全な記憶喪失だった。
自分が何者であるか思い出すために、
精神科の教授が残した奇妙な遺言書や論文、様々な資料を読み漁る。
その中に『ドグラ・マグラ』という古びた原稿用紙の束があり・・・・
※上演にあたっては、原作雰囲気を損なわないよう、原作の言葉をなるべくそのまま使用しております
各回のメインキャストの組合せがすべて異なる
"マルチキャスティング”!
さらに、ストーリーの起承転結が公演毎に巡る、4タイプの
“ウロボロス構成”!!
★マルチキャスティングとは★
≪青年 I×モヨ子×若林教授×正木博士≫の組合せが各回ごとにチェンジする。
演じる相手によって変わる役者の間に流れる空気感。
相手を変えることにより、芝居の真髄でもある、役者本来の姿を
存分に堪能することができる。
朗読劇ならではの、マルチキャスティング企画。
★ウロボロス構成とは★
『ドグラ・マグラ』の最大の特徴である、ストーリーの堂々巡りを活かした奇抜な構成!!
通常は起承転結で構成されているストーリーが、
ウロボロスという古代の蛇のような生き物が己の尾を噛んで環となるように
ストーリーがループし、さらに、そのスタートとクライマックスの位置が
「結・起承転」「転結・起承」のように公演毎に変わる!
ストーリーや台詞の内容は同じでも、順番が変わるだけで、
違った角度から見えてくるものとは・・・・。